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執筆者の写真ジニア キャットシッター

猫さんと遺伝子


猫の飼い主として少々釈然としませんが、世の中、犬についての研究は結構すすんでいるのです。

まあ、彼らは人の生活の役に立ちますからね。

というか、役に立つために品種改良されてきた歴史がありますからね。

牧羊犬はいるけど牧羊猫はいませんし、狩猟犬はいるけど狩猟猫はいません。

闘犬はいるけど闘猫がいないことは良かったと思えますけど。

犬さんは犬種によって遺伝子のパターンがはっきり分かれているそうです。

研究の結果、4つの遺伝子的特徴の組み合わせの比率で犬種ごとの特徴が現れることが分かったとのことです。

①WOLFLIKE :オオカミに近い

②HERDERS :群れを成す習性

③HUNTERS :猟をする特性

④MASTIFFLIFE:筋肉質で戦闘的


犬種で比率がきっぱり決まっているのだそうです。

さすが、犬。

さすが人類が初めて家畜化した生物。

きちんと管理しつつ目的をもって交配してきた歴史を感じますね。


ちなみに、全犬種の中で最もオオカミに近い遺伝子を持つ犬種(遺伝子に占める比率がほとんどWOLFLIKEの犬)って柴犬らしいですよ!なんと、びっくり。

これらはhttps://www.peppynet.com/library/archive/detail/783を参考に記載しました。

興味のある方はご一読くださいませ。

ちょっと前まではナショナルジオグラフィックが犬種ごとの遺伝子パターンをグラフにしたデータを公開してくれていたのですが、ページが削除されてしまったようです。

おもしろかったのに。残念。


さてさて、猫さんだって猫種があるじゃないですか。

ってことは猫さんにだって遺伝子のパターンが。。。なんて思って調べてみたのですが、「イエネコのDNAはリビアヤマネコに近い」くらいしか情報がありません。

そういえば以前、猫には厳密な意味での雑種はない…と何かで読んだ記憶があります。

シンガプーラもメインクーンも、スフィンクスもサイベリアンも、キジトラちゃんも三毛ちゃんも、DNAは「リビアヤマネコに近い」でひとくくりだからなのでしょうね。

そして犬さんと違って目的をもって交配をしてきた歴史がない。ほぼ、ない。

牧羊、狩猟、災害救助、闘う、軍用、介助・・・猫、くっつけられない。

人類が猫を飼い始めた理由が『可愛がるため(以上、終了)』だから仕方ないですね。


でもでも、「こういう特性のある子」ということが分からなくても、その子がどんな個性を持っているのか、じっくり観察したり一緒に暮らしたりしながらだんだんと分かっていく楽しみがあるからいいじゃない?なんて思います。

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