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執筆者の写真ジニア キャットシッター

猫のご飯

懐かしい

猫のご飯。

悩み多き、猫フードの世界。


これまで美味しそうに食べていたのに、このところ余り美味しそうに食べてくれない・・・なんてこと、ご経験がおありでしょうか。

猫さんのよりよいご飯を求め、あれやこれやと新しいご飯に手を出しては猫さんに拒否されて撤退、また新しいご飯を求めてさすらう飼い主さんたち。

通称:猫餌ジプシー


猫餌ジプシーのさすらいの旅は果てがありません。行けども行けども不毛の荒野が広がる。やっとたどり着いたオアシスで一息つき、終の棲家にたどり着いたと油断したころに聞こえてくる悪夢のような声。

「もう、これ、飽きたニャー」

「なんか、これ、あんまり美味しくないニャー」

そして猫餌ジプシーは再び荒野へと旅立つのでした。 fin


実際の猫餌ジプシーにフィナーレはないので終われませんけどね。


猫のご飯。単純に「これがいい」と言えないところが悩ましい。

ネットで検索すると、獣医さんをはじめ、様々な方がお勧めの猫ご飯について記事を掲載していらっしゃいます。

獣医さんのお勧めは頼りになる指標です。そのようなサイトをいくつか読めば、何となく自分と自分の猫が求めているご飯の像がくっきりしてくると思います。

①うちの猫さんの健康状態

②ご飯の効果に何を求めるか

③原材料について自分はどう考えるか

④安全性で自分が納得できるのはどのラインか

⑤お値段はどのくらいを考えているか

などなど。

サンプルを無料や少額で送ってくださるメーカーさんもありますので、どんどん利用してみてはいかがでしょう。


うちの場合です。

猫その1(15歳)

 便秘猫。獣医さんから可用性繊維の療法食を勧められ、ずっとそのご飯。

 特に好き嫌いもなく食べてくれてお通じも順調。

猫その2(13歳)

 ストルバイトができやすく尿路閉塞を繰り返し発症。先天性の心疾患

 (心房中隔欠損症)で塩分を控えるよう獣医さんから指導あり。

 よく食べる割にあるときパタッとご飯を食べなくなることがある。

 これならば…と新しいご飯にしても好みでないとハンガーストライキ。

 猫餌ジプシーになる原因です。


猫その2は心臓に孔が開いているくせに太っているのでカロリーを抑えたいのですが、そういうご飯はあまりお好みでないようです。

人間と同じく猫も高カロリーのものの方が美味しいのかもしれませんね。


そのうえ猫その2ときたら、これまでのフードと同じメーカーさんの低カロリーフードに変えたところ、最初は喜んで食べてくれたのに1週間ほどしたら見向きもしなくなったということもあり・・・。

結構高かったんですけど。

時間を置いたらまた食べてくれるかな・・・と、数日たってから出してみても無視。

そのご飯はたっぷり残っていましたが廃棄処分です。

結構高かったんですけど。

同じメーカーさんのフードでも絶対に食べてくれないのです。

そういえば過去にも同じようなことがあったと、廃棄処分をするときに思い出したりして。

購入するときに思い出せばよかったんですけどね。


ところで、猫のご飯を廃棄処分したことがない飼い主さんっているのかしら。


うちにはもう1匹猫がいたのですが、2年前に亡くなってしまいました。

この猫がまた、それはそれは食の好みが難しい子でして。

その子にちゃんと食べてもらえるように、色々なご飯をあれやこれやと試しました。

今いる猫その1と猫その2は当時は何でも食べてくれたので残飯処理部隊でした。

食品ロス削減に一役買った猫その1と猫その2。命名・ハイエナコンビ。

そういえば猫その2は加齢とともに食の好みも難しくなってきたようです。


食の好みが難しい子が亡くなってしまったのでフード選びの苦労は激減です。

大変だったフード選びも今となっては懐かしいです。

猫その2のフード選びの苦労は、亡くなった子を基準にすると随分とぬるいものなのです。


猫さんのフード選びの苦労は大変です。

でも、叶うなら「もう、うちの猫ったらわがままで困る~」なんて文句をもう一度言ってみたい。


大変でしょうけど。

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